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一俳句会
尾道で開かれた学生俳句合宿の句会に参加しました。
学生たちの句を読んでいると、それぞれが何を見て、何に立ち止まったのかが伝わってきました。同じ町を歩いても、見てきたものは一人ずつ違います。
なぜ、この景色を撮りたくなったのか。
同じ坂を見て、なぜ見るものが違うのか。
説明したら消えてしまう感じはないか。
十七音しかないことで、逆に何が残るのか。
俳句をつくっていると、世界の解像度が上がるように思います。同じ道を歩いていても、拾うものが増えていく。
けれど、気づいたものを全部言葉にすればよいわけではなく、何を残し、どこを捨てるか。そこにも、その人の俳句が表れます。
上手い句かどうかより、その人しか見ていなかったものがある句のほうが面白い。
その日いちばん、どうでもよさそうなのに、なぜか気になったものを句にしてみる。
俳句は、そんな少し変わった思考法なのかもしれません。
持ち上げたくなりて西瓜を買ふことに 冨嶋大晃
涼しさを求めればそこ猫の場所 伊藤 海